「どう見せるか」「どうして展示して売るか」永遠のテーマです。 12.10

 

「チンアナゴ」　変遷が面白い！

最初！ガラスでこれをつくって、これは面白い！と、満足しました。

次に、どうしてこれを売るか、とりあえず、とりあえずですね、

発泡スチロールにぶちさして、1匹づつ売ろう！と思いましたが、

商品価値として、「商品」として成り立っていません。

さあ、どうしようと、考えた末に、

台座といえば、木がいいかと、単純な発想から、

木をご覧のように、2匹分に切って穴を開けて突き刺して、

並べて、・・・今まで5個くらいは売れたのかな、

でも、これ、チンアナゴは木からは出てこないし（笑）

台座が軽いため、外で風に吹かれると倒れてしまいます、

それと、結構手がかかります。

やっぱり、本人は全然納得していなく、

このガラスで作ったチンアナゴの良さが出ていないな〜

なんかいい方法はないかな〜と、どこか頭の片隅にありました。

それから、1年以上、トゲの刺さった意識のまま

時は流れ・・・

そして、今回ふと単純に思いついたのは、

「チンアナゴ」の生態そのものにしようと、

ホワイトセメントに砂地を混ぜて、型をつくって流し込んで、

海の中の砂地から、ニョキっと顔を出す！

そんな姿を目標に試作してみました。

これ、簡単そうで、ウレタンボードを綺麗に切り抜いたり、

セメントの硬さ、

いろいろ、試行錯誤の結果、そして、ここに至りました

今回は、台座に重量もあり、安定感もあって、

やっと、許せる形になりました、

・・・ホント、自己満足の世界ですね、

やっぱり自分が納得していないと、せっかく面白いものを生み出しても、

そこで終わってしまいます、

売れる、売れないより、

この工程が、貴重だと本人は思っています。

・・・今、この型から綺麗に抜くにはどうしたらいいか、

1個は上手く抜けました、

これは、趣味の世界に属しますね。（笑）